リアルダはデカい、飲んだことのある方はそう思ったことあるはず。
リアルダについて:
リアルダはpH依存の特殊なコーティングにより、大腸に到達した段階で内部の5-ASA(メサラジン)を放出しはじめます。
飲んだ瞬間から徐々に放出していくペンタサとは違い、大腸にしか炎症のない潰瘍性大腸炎患者にとって効率が良いわけですね。
そして、アサコールのように大腸到達後一気に放出するのではなく、直腸に至るまで徐々に放出していきます。
しかも1日あたりの最大服用量が、リアルダ4800mgでペンタサ・アサコールの4000mgよりも多い。
メカニズムも用量も、リアルダはペンタサ・アサコールより進化しているわけです。
体に合う合わないとか、薬価などは別として、リアルダの欠点はその大きさ。
2cm。
おーん、でかい。
これを最大で4錠飲む。
慣れるまでは一苦労。
コーティングが重要なので、割ることも噛むことも許されない。
私はもともと錠剤が苦手で、ペンタサ顆粒をずっと飲んでいましたが、大腸だけで5-ASAを放出するリアルダに魅力を感じて切り替えました。
最初は全然飲み込めず、水ばかりおなかに溜まっていきました。
毎日根気強く続けていくうちに、ちょっとずつですが、飲めるようになっていきました。
リアルダの表面はツルツルしており、形状も丸っこいので、サイズの割には意外とスムーズだと感じます。
個人的には錠剤のペンタサ500mgよりは飲みやすいように思いました(ペンタサは割ることができますが)。
コーティングのおかげで、苦くて酸っぱい、あの味もありません。
でも、リアルダのサイズを苦手としている方も依然多いのではないかと思っています。
リアルダは1錠あたりの有効成分は1200mgで、ペンタサの500mgより圧倒的に多い。
さらにそれを、コーティングしているので、あのサイズになるのです。
私は最大量の4800mg/日を毎日飲むので、サイズより数が増える方が面倒で1200mg×4錠でも良いと思うのですが、
緩解維持で、2400mg/日で十分、という方にとっては、1200mg×2錠よりも、たとえば600mg×4錠の方が便利なのではないでしょうか。
現状、リアルダは1200mgのものしか発売されていません。
ここに、半量の600mgのものがラインナップされても良いんじゃないでしょうか。
ほら、ペンタサだって250mgと500mgの2種類あるわけだし。
サイズが苦手な人は、600mg×8錠という選択肢もとれる。めっちゃいいじゃん。
ただ、コーティングの厚さは半分にするわけにはいかないので、
用量半分ならサイズも半分とはいかないですが、確実に飲みやすくなるとは思います。
いや、意外とコーティングは薄いのか?(画像は持田製薬のHPより)
余ったやつ、ちょっと割ってみてみようかな。
以上、リアルダのサイズについてでした。
持田製薬のみなさま、リアルダ錠600mg、発売しませんか?